11月に入り、朝晩の冷え込みが本格化してきました。
冬の寒さが厳しくなる前に、ぜひ見直しておきたいのが「浴室」と「脱衣所」の寒さ対策です。
特に八潮市では、戸建て住宅に住む高齢者や子育て世帯が多く、
ヒートショックによる事故を未然に防ぐための住まいの工夫が注目されています。
❄️ヒートショックとは?
急激な温度差によって血圧が大きく変動し、心臓や脳に負担がかかる現象です。
冬場に多いのが以下のような状況
①寒い脱衣所で服を脱ぐ
②熱い湯船に急に入る
③入浴後に冷えた廊下へ出る
このような温度差が原因で、失神や心筋梗塞、脳卒中などを引き起こすことがあります。
高齢者だけでなく、小さな子どもにも負担がかかるため、家庭内での対策が重要です。
🏠ホームセンターやネット通販で手に入るアイテムでできる寒さ対策
🧺 脱衣所の工夫
1.厚手のバスマットを敷く → 足元の冷えを防ぎ、床からの冷気を遮断。
2.断熱カーテンやのれんで仕切る → 廊下との温度差を減らし、暖かさを保つ。
3.蓄熱式の暖房器具を使う → 電源を切ってもしばらく暖かさが続くタイプなら、電気代も節約。
4.衣類乾燥機や洗濯機の熱を活用 → 脱衣所に設置している場合、稼働中の熱で室温が少し上がることも。
🚿 浴室の工夫
1.湯船にふたをしておく → 湯気が逃げにくくなり、浴室全体が暖まりやすい。
2.浴室の床に断熱シートを敷く → 冷たいタイルの上に敷くだけで、足元の冷えを軽減。
3.入浴前にシャワーで壁や床を温める → 湯気で室温が上がり、入浴時の寒さを緩和。
4.浴室用の保温シートを使う → 湯船の保温効果が高まり、追い焚きの回数も減らせる。
脱衣所が廊下に面している間取りも多いため、ちょっとした工夫で快適さが大きく変わります。
🛠リフォームでできること
いち建ではこうした寒さ対策のリフォームも行っております。
1. 暖房器具の設置
脱衣所に壁掛け式の暖房機を設置することで、入浴前後の温度差を軽減。
浴室暖房乾燥機は、入浴前に浴室を温めるだけでなく、洗濯物の乾燥にも活用できます。
2. 断熱材の追加
脱衣所の壁や床に断熱材を追加することで、外気の影響を受けにくくなります。
窓がある場合は、断熱フィルムや内窓の設置も効果的。
3. 床材の見直し
冷たいタイル床は、冬場に足元から体を冷やします。
クッション性のある床材や断熱性の高いフローリングに変更することで、快適性と安全性が向上します。
📞冬の安全は“温度差対策”から
ヒートショックは、ちょっとした工夫で防げる家庭内事故です。
特に八潮市のように高齢者や子育て世帯が多い地域では、
浴室・脱衣所の寒さ対策が命を守るリフォームにつながります。
11月のうちに、住まいの温度差を見直して、安心して冬を迎えましょう。